2025年12月6日(日本時間7日)に予定されていたミドル級の3団体統一戦、ジャニベク・アリムハヌリ(カザフスタン)対 エリスランディ・ララ(キューバ)の試合が直前で中止となった!
今回の中止の直接的な原因は、アリムハヌリから禁止薬物の陽性反応が出たためで、VADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)が11月中旬に実施した検査において、アリムハヌリの検体からメルドニウムが検出された。
これにより、試合の管理・運営側はアリムハヌリをイベントから除外する決定を下した。
検出されたメルドニウムは、かつてテニスのマリア・シャラポワ選手やボクシングのアレクサンデル・ポベトキン選手らが違反となったことで知られる物質で血流を改善し、持久力や回復力を高める効果があるとされ、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)によって競技会外でも使用が禁止されている。
アリムハヌリ本人はSNSで「私は常にクリーンなスポーツを支持してきた。ビタミン剤なども変更しておらず、なぜ陽性になったのか理解できない」と身の潔白を主張しており、B検体の再検査を要求しています。
しかし、興行直前の発覚であったため、試合の中止は避けられなかった。
この試合は、アリムハヌリの持つWBO・IBF王座と、ララの持つWBA王座をかけた待望の統一戦だった。
アリムハヌリにとっては、2024年7月に減量苦による脱水症状で試合をキャンセルした件に続く、キャリアを揺るがす大きな失態となった。
なお、興行自体は行われ、対戦相手のララは、代役としてヨハン・ゴンサレス(ベネズエラ)と防衛戦を行うことになり、アリムハヌリには今後、王座剥奪や長期の出場停止処分が科される可能性が高まっている。
ミドル級3団体統一戦アリムハヌリvsララ中止!!
ボクシング


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